ロンドン株式市場=続伸、ユーロ圏GDPと中国の追加刺激期待が後押し
[ロンドン 8日 ロイター] -
(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)
終値 6146.10(+71.58)
前営業日終値 6074.52(+31.60)
8日のロンドン株式市場は続伸し、FT100種総合株価指数 が71.58
ポイント(1.18%)高の6146.10で取引を終えた。
第2・四半期のユーロ圏の域内総生産(GDP)改定値が予想を上回ったほか、中国
政府がさらなる市場刺激策を導入するとの期待が相場を押し上げた。
ユーロ圏の成長率は前期比0.4%増、前年比1.5%増だった。速報値の前期比0
.3%増、前年比1.2%増から上方改定された。市場予想は速報値と変わらなかった。
中国では8月の輸入が期待外れな内容に終わり、世界2位の経済大国の先行きに懸念
が強まったが、中国当局が新たな経済支援策を導入すると捉える投資家もいた。
新興国との取引が多い金融株が特に買われ、資産運用のアバディーン・アセット・マ
ネジメント は3.0%、金融大手スタンダード・チャータード(スタンチャート
) は2.8%値上がりした。FT350種銀行株指数 は1.71%
上昇と、8月下旬以来のプラス幅となった。
こうした中、ホテルやコーヒー店で国内最大手のウィットブレッド は1.6
%下落した。第2・四半期の売上げの伸びが鈍化したことが嫌気された。